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変な絵ユキはなぜ逃げない?ユキの罪のネタバレとなぜ殺されたのかも詳しく解説!

変な絵 ネタバレ 結末 ユキの罪 なぜ逃げない
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今回の記事では覆面作家・雨穴による小説「変な絵」についてご紹介していきます。

今年映画化された大ヒット漫画「変な家」に続く雨穴著書の第2弾である「変な絵」。

何かがおかしい9枚の謎の絵が登場し、物語の鍵となっていきます。

登場人物とその9枚の謎の絵が絡み合い、ラストにはその絵の謎が解けていくミステリー作品です。

また、この変な絵を読んだ方の中には

ユキはなぜ殺されるのがわかっていたのに逃げない選択をしたのか?

そもそもなぜユキは殺されたの?

と、疑問に思った方も多いでしょう。

そして、『ユキの罪』とは結局何だったのか?

こちらの記事ではこの点に注目して、お話していこうと思います。

また、その上で改めて「変な絵」の結末までのネタバレあらすじを簡単にわかりやすく、その真相をすべてご紹介していきます!

  • 「変な絵」に登場するユキはなぜ逃げないのか?
  • 「変な絵」に登場するユキの罪とはいったい何なのか?
  • 「変な絵」ユキはなぜ殺されたのか?

まずは変な絵を読んで「なぜ?」と思ったところをスッキリ解説していきましょう!

 

変な絵ユキはなぜ逃げない?

「変な絵」の中でユキは直美に殺害されてしまうのですが、ユキはなぜ直美(武司の母)から逃げなかったのでしょうか?

ユキは殺される前に5枚の絵を描いており、自分が殺されることに気付いていたことが分かります。

では、殺されることに気付いていたにも関わらず逃げなかった理由は何なのでしょうか。

ユキが逃げなかった理由は作中では明白にされていないため、考察していきます。

 

ユキが逃げない理由①直美への恐怖心から

ユキはレン(武司)と結婚し、義母である直美の狂気に少なからず気付いていたと思われます。

その恐怖心からユキは、直美の元から逃げられなかったのではないでしょうか。

あるいは、逃げようとしてもどのみち殺される、そんな考えに至っていたかもしれません。

つまりユキは、直美に対する恐怖心に支配されたために逃げなかったのではないかと考察します。

 

ユキが逃げない理由②自分が犠牲になる必要があると考えたから

ユキは、夫であるレンのことを深く愛していました。

レンへの愛情から、直美からレン(武司)を守るために自分が犠牲になる必要があると考えていたのではないでしょうか。

自分が殺されればレン(武司)に危害が加わらずに済む…。

そう考えたユキは逃げない決意をしたのかもしれませんね。

 

ユキが逃げない理由③レン(武司)のことを愛していたから

何よりも武司のことを愛していたユキは、自分が殺されるかもしれないと感じてはいたものの、愛する人の子供を妊娠し幸せを感じていたため、武司の元を離れたくなかったのではないでしょうか。

もちろん武司にも本当はこのことを相談したいと思っていた部分もあると思います。

しかし、直美からの殺意に気付いてしまったことを武司に話せば、この幸せな日常が崩れてしまう…。

武司も深く傷つけてしまうかもしれない。

そんな武司を思う気持ちから、ユキは直美からの殺意を感じてはいたものの、今感じている武司との幸せな日々を壊したくないと思ったのではないでしょうか。

 

変な絵・ユキの罪をネタバレ!

変な絵を読んだ読者の声としてSNS上では「ユキの罪は一体なんだったのか」という疑問が多く上がっています。

これはおそらく、作品の冒頭のレンのブログの中でレンが

「あなたが犯してしまった罪がどれほどのものなのか分かりません。」

と綴っているからでしょう。

この文から、ユキはどんな罪を犯したのだろう、と考える方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、ユキの罪とは結局何だったのか解説していきます。

 

ユキの罪ではなく直美の罪だった

レンのブログはほとんどがユキとの出会いや結婚、ユキの妊娠中の様子など、夫婦の日常について書かれたものでした。

そして、最新記事のタイトルは「一番愛する人へ」。

その最新記事に「あなたが犯してしまった罪がどれほどのものなのか分かりません。」と綴られているので、レンからユキに宛てた記事であると想像しますよね。

しかし変な絵を読み進めていくことで、それがユキではなくレンの母親である直美に宛てられた文章であることに気がつくでしょう。

つまり、「あなたが犯してしまった罪がどれほどのものなのか分かりません。」の「あなた」とは、直美のことです。

レンは直美の罪に気付き、最新記事に意味深な文章を残したのだと考えられます。

つまり、ユキの罪ではなく、母・直美の罪というこです。

ユキの罪ではないということですね。

 

許されない罪の真相

直美の息子・武司は、ユキという女性と結婚し、ユキは武司との子供を授かります。

直美は息子への歪んだ愛情から、ユキの産む子供の母親になりたいと考えていました。

そこでユキを出産時に殺害し、ユキの子供である優太に「ママ」と呼ばせていたのです。

全ての事件は直美の歪んだ愛情と母性、暴力性から発生したものでした。

七條レンのブログを書いていたのはほかでもなく、武司でした。

武司は最後の記事を書いたあと、自殺してしまっていました。

第1章で佐々木が読んだ意味深な文章

「あなたが犯してしまった罪がどれほどのものなのか分かりません。–中略–あなたを許すことはできません。それでも、僕はあなたを愛し続けます。」

というのは、直美に宛てたものだったのでしょう。

直美が犯した罪を許すことはできないが、母親として愛し続ける。

そんな思いが綴られていたんですね。

 

変な絵の直美の真実

『変な絵』では全ての事件に武司の母・直美が関与していました。

結末としては、直美が夫である三浦や三浦を調べた熊井、息子の妻であるユキを殺害し、息子の武司を守ろうとしていたということですね。

それらの殺人はいずれも、息子への歪んだ愛情・母性から生まれたものでした。

母親としての愛情から起きた行動と考えると悲しい気持ちにはなりますが、自分の夫を含めた3人の殺害に関与していると思うと猟奇的ですね…。

 

変な絵ユキはなぜ殺された?

ユキはそもそもなぜ、直美に殺されなくてはいけなかったのでしょうか?

息子(武司)の嫁であるユキを、なぜ、直美は殺したのか?

その心理はやはり気になるところですよね。

この真相について、もう少し深掘って考えてみたいと思います。

 

直美はユキが妬ましかった

変な絵の真相のすべての根本は、直美の武司に対する異常な愛が起こさせた事件です。

愛する息子と結婚したユキに対して、そもそも妬ましい思いがあったことは容易に想像がつきます。

そもそも、直美は「武司をユキに取られてしまった」という思いがあったのかもしれません。

愛する息子の妻として、ユキの存在自体が直美には受け入れ難いものだったのではないでしょうか。

 

直美は優太のママになりたかった

直美は自分が武司の母であるということ以上に、武司の子供である優太のママになりたいという思いが強くありました。

『愛する息子の子供のママになりたい…』

通常ではかなり理解しづらい思いですが、直美は武司に関わる全てのものを手に入れたかったのではないでしょうか。

この思いから、ユキが邪魔になりユキは直美に殺されてしまったのです。

 

まとめ

この記事では「変な絵」のネタバレをご紹介してきました!

また、「変な絵」に登場するユキの罪とはいったい何なのか、ユキはなぜ逃げないのかについても詳しく解説しました!

  • 「変な絵」に登場するユキの罪とはいったい何なのか?
    →ユキが罪を犯したように感じるが、実は無罪。全てはユキの義母である直美の犯行だった!
  • 「変な絵」に登場するユキはなぜ殺されたのか?
    →直美の強い、武司への執着心と息子・武司の子供、優太のママになりたいという思いがあった!
  • 「変な絵」に登場するユキはなぜ逃げないのか?
    →直美に対する恐怖、あるいはレンへの愛情から逃げなかったのではないかと考察!
  • 「変な絵」の真相
    →一見関係のないように見える殺人事件が全て繋がっている。結末では直美が全ての事件に関わっていたという衝撃の事実が!

不気味な絵や意味深な文面のブログから、読んでいくうちにどんどん謎が深まる「変な絵」。

時系列がバラバラであったり、章が変わると急に場面が変わる描写もハラハラドキドキする要素のひとつでしたね。

最終的には全ての事件が繋がり、直美の猟奇的な犯行であったことが分かりました。

ユキが逃げなかった理由など、まだまだ謎が深まりそうな部分も多くあります。

ぜひ何度も「変な絵」を読み、レンやユキ、直美の心情について深掘りしてみてくださいね!

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