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かがみの孤城の結末ネタバレ感想!最後のラストシーンでアキの記憶残ってるのか?

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最近映画化された話題作、『かがみの孤城』。

この作品は2018年の本屋大賞で、史上最多の得票数を獲得して受賞にいたりました。

12月23日に映画が公開され、人気声優の梶裕貴さんや、演技力が評価される芦田愛菜さん、テレビ出演の多い滝沢カレンさんが出演することで話題となっています。

どんなあらすじなのか、最後の結末はどうなるのか、ネタバレを見たくなりますよね♪

ネット上でも「ラストシーンに感動した!」という感想が続出しています。

物語が進むにつれて、最後は「アキの記憶残ってるの?」と気になると思います!

そこで今回は、かがみの孤城のあらすじや結末を、ネタバレを交えながらご紹介します!

注目の登場人物『アキ』についても取り上げて、最後は記憶残ってるのかどうか、そしてラストシーンで作者は何を伝えたかったのか解説します。

感想もご紹介しますので、ぜひ最後まで見てみてくださいね♪

 

かがみの孤城の結末ネタバレ!

話題作『かがみの孤城』は、どのような作品なのでしょうか?

まずはじめに、『かがみの孤城』で作者が伝えたかったことを解説します。

それを踏まえて、作品全体のあらすじをご紹介します。

ネタバレつきですので、ぜひこの機会に作品を知ってみてください!

気になる結末もしっかりご紹介します!

 

『かがみの孤城』で伝えたいこととは?

「心に傷を負った少年や少女を救いたい」という思いが込められていると考えられます。

作者の辻村深月さんは、インタビューでこんなことをお話しています。

「今の子たちの中に昔の私そのものの子なんていないし、一人一人の痛みの形は違う。そもそもその子たち全員のことを救いたいと思うのは傲慢だし限界がある。そう感じたからこそ、今回はこういう話になったんです」

引用元:https://shosetsu-maru.com/interviews/authors/quilala_pickup/107

辻村さんが語るように、いじめなどの分かりにくいことで苦しんでいる子どもたちは世の中にたくさんいます。

それ自体の苦しみだけじゃなく、周囲が理解してくれないことへの苦しみもあると思います。

そんな実際の社会の様子を書くことで、私たちに社会のあり方を問いかけています。

しかし、そんな暗いシーンだけが描かれるわけではありません。

登場人物が「ひとりじゃない」と感じて救われるシーンや、「どうしたら心が前向きになるだろう」という過程がしっかりと描かれています。

このように希望を感じる展開があるからこそ、この物語に心が救われた人が多いというのもうなずけます。

以下からあらすじの内容になります。

 

いじめにあってしまうこころ

中学一年生の安西こころは、入学した4月からいじめが原因で不登校になってしまいます。

学校の代わりにフリースクールに通うこころは、そこで喜多嶋先生(きたじま)と出会います。

喜多嶋先生は親身になって相談に乗ってくれますが、こころは日々をどう過ごしたらいいか分からず悩んでいました。

そんなある日のこと、こころの自室の鏡が突然光りだし、こころは中へ吸い込まれてしまいます。

目を開けると、そこにはオオカミの仮面をかぶった『オオカミさま』と言う少女がいました。

鏡の中は、海に囲まれた孤城だったのです。

 

城に集められた7人のこども

お城にはすでに、こころを含めて7人の中学生が集められていました。

中三のアキは、ポニーテール姿のしっかりした女の子。

中一のリオンはジャージ姿のイケメンです。

中二のフウカは眼鏡をかけている、声優っぽい声の女の子。

中二のマサムネはゲーム機をいじっていて生意気そう。

スバルはそばかすの物静かな男の子。

ウレシノは小太りで気弱そうな男の子です。

 

『願いの部屋』に入る鍵探し

オオカミさまによると、孤城の奥には、誰も入ることができない『願いの部屋』があるといいます。

その部屋には鍵を見つけた1人だけが入れて、なんでも願いを叶えることができます。

期間は今日から3月30日までで、願いを叶えるか期間を過ぎるともう孤城には入れない、ということでした。

しかし状況が分からないまま孤城に来てしまったこどもたちは、最初は鍵を探そうと動き出しませんでした。

突然のことですから無理もないですよね。

 

城での鍵探しのルール

鍵探しのルールについても、オオカミさまが説明してくれます。

少年少女たちが城にいることができる時間は、日本時間の午前9時から午後5時まで。

時間を過ぎてしまうと、その人は狼に食われてしまいます。

そして、城に来ていた他の人にも連帯責任がかされてしまいます。

また、鏡の中の孤城について誰かに話してもいいけれど、話した時点で鏡と城は通じなくなってしまう、とのことでした。

 

7人の共通点

孤城に集められた7人のこどもたちの共通点は、『全員学校に行っていない』ことです。

しかし、それを分かっていても話題に出さないみんなの配慮に、こころは嬉しくなります。

そこから、こころたちは孤城で一緒に過ごす時間が増え、仲を深めていきます。

その中で、惚れっぽいウレシノが、アキやこころのことを立て続けに好きになるなど、コミカルなシーンも出てきます。

こころたちは一緒に紅茶を飲んだり、詰将棋や携帯ゲームの対戦などを通じて段々仲良くなっていきます。

 

会えない理由

こころたちが仲を深めていった結果、自分たち全員が雪科第五中学の生徒だと気が付きます。

そこでマサムネが『1月にみんなで1回だけ、登校してみよう』と呼びかけます。

こころは勇気をふりしぼって学校に登校しますが、友達である『もえ』に無視されて傷ついてしまいます。

さらに、学校を探しても、孤城の仲間であるアキやマサムネ、スバルの誰も学校に来ていないことが分かります。

保健室の先生にもきいてみますが、『そんな生徒はいない』と言われ、こころはショックを受けます。

翌日、こころが孤城に行くと、マサムネ以外のみんなが集まっていました。

みんな同じ日に学校に行ったけれど、孤城の仲間たちとは会うことができなかったと語ります。

みんなで確認していくと、日付や曜日、休みの日もバラバラで、周辺のお店や学生数も違っていました。

つまり、こどもたちは同じ学校に通っているけれど、生きた年代が違っていたため、現実世界では会うことができないのですね……。

こどもたちはそれぞれ違う時代にいるので、実際に会うことは不可能なのです。

 

ルールを破ったアキ

3月になっても願いの鍵は見つからず、最後はこどもたち全員でパーティーをしようということになります。

しかし、家に帰ると孤城に続く鏡が割れています。

鏡の向こうから、リオンの叫びが聞こえてきました。

「アキがルールを破った」、と。

約束の午後5時を過ぎてもアキが孤城から帰らなかったから、城にいる人間は連帯責任で罰がくだされる、ということでした。

 

願いの鍵の場所

こころは孤城に行く前に、友だちである『もえ』の家に訪れています。

もえは、こころが学校に行った時に無視してきた少女ですね。

もえはこころを無視したことを謝ります。

そして、今は自分がいじめの標的であること、そしてこころと話すことでまたいじめられると思い、話せなかったと打ち明けてくれます。

こころはもえの家で、『オオカミと7匹の子ヤギ』の絵を見ることで、願いの鍵を見つけるヒントを見つけます。

ヒントをもとに孤城に行き、オオカミと7匹の子ヤギの童謡の中で、子ヤギたちが隠れていた場所を探します。

そこにあった印を集めていき、7匹目の子ヤギが隠れた柱時計に行くと、階段が現れて中に入ることができます。

そこが願いの部屋だったのです。

 

結末

願いの部屋の中で、こころは他の6人の仲間たちの過去の記憶を見ます。

マサムネは学校でウソツキだと周囲から非難され、いじめられていました。

フウカはピアノの先生に「天才だ」とほめられたことで、母親のためにピアノに自分の全てを捧げます。

しかし、英才教育に心が折れてしまったのでした。

ウレシノは陰口をたたかれている様子が描かれ、孤立していることが分かります。

スバルは、祖父から口うるさく小言を言われたり、笑われたりしています。

さらには学校では皆になじめず、孤立してしまっています。

リオンが小さいころから入院していたリオンのお姉さんが、リオンを残して先立ってしまいます。

アキは酔った義父に襲われそうになったところで孤城に逃げ込んだ過去がありました。

そしてアキは、自分の彼氏が他の女と一緒に歩いているうえ、自分を無視したことにショックを受けます。

そんな壮絶な過去を見たあと、こころは「アキがルールを破らなかったことにしてください」と願います。

願いは無事に叶えられ、オオカミに食べられてしまったリオンやアキが復活しました。

そこでこころは、フリースクールで相談に乗ってくれた人物が、成長後のアキであると気が付きます。

アキの正体は、喜多嶋だったのです。

願いを叶えたため、孤城にいられなくなったこどもたちは、扉をくぐって現実世界へ戻っていきます。

現実世界に戻ったこころは、孤城での記憶を全部忘れていました。

しかし、学校に通い始めると、同級生のリオンが「同じクラスだね」と話しかけてきました。

 

オオカミさまの正体

オオカミさまの正体は、病気で先立ってしまったリオンのお姉さんでした。

クライマックスでは、リオンがオオカミさまに「姉ちゃん」と呼びかけます。

仮面をかぶっているため確信が持てなかったリオンですが、最後に気づくのですね。

ふりかえってみると、孤城がリオンのお姉さんが大好きだったドールハウスにそっくりなことや、孤城が閉まる3月30日はお姉さんの命日であることなど、ヒントはたくさんありました。

リオンは孤城を出る直前、「姉ちゃんのことや、みんなのことを覚えていたい」と願います。

 

鏡の城の真実

鏡の城は、リオンのお姉さんが、リオンの願いを叶えるために作った世界でした。

リオンのお姉さんは、現実世界では病室で眠っています。

また、オオカミさまの姿は現在のお姉さんの姿より幼くなっています。

それは、闘病で髪が抜けてしまう前の自分を再現したからでした。

「姉ちゃんのことを覚えてたい」と言ったリオンに、姉であるオオカミさまは「善処する」と答えました。

 

かがみの孤城の結末ネタバレ・最後のラストシーンでアキの記憶残ってるのか?

先ほども少し触れたアキの記憶について、さらに詳しく見ていきます!

アキだけでなく、リオンやこども達の記憶が最後にどうなったのかも気になりますよね。

ここからは、

  1. アキは記憶喪失になった?
  2. リオンの記憶は残ってる?
  3. 他全員の記憶は失われた?
  4. 最後のメッセージは誰に宛てられたもの?

この四つの視点から解説します!

 

かがみの孤城の結末・最後のラストシーン①アキは記憶喪失になった?

アキの正体は、こころの相談に乗ってくれていた喜多嶋でした。

現実世界が描かれるラストシーンでアキは、今度は先生としてこころに会うことになります。

アキの記憶が残っているかどうかは、作品を見た人それぞれの解釈にゆだねられますが、アキは記憶喪失になっていると考えられます。

孤城のルールでは記憶が消えるということがハッキリ言われているからです。

しかし、記憶は消すと言っても、感情を消すとは言っていませんよね!

アキの感情には、孤城で過ごした日々で感じたことは残っている可能性があります。

そのため無意識のうちに、「こころに助けられた」という予感・直感をしたのではないでしょうか?

 

かがみの孤城の結末・最後のラストシーン②リオンの記憶は残ってる?

リオンは孤城を去る時、「みんなのことを覚えていたい」と願いました。

オオカミさまはその言葉に「善処する」と答えていましたね。

リオンの記憶は残っていると解釈できます。

こころが現実世界に戻った時、リオンはこころに「同じクラスだね」と、見ず知らずなのに声をかけてきました。

このことから、オオカミさまがリオンの記憶は残したのではないでしょうか?

オオカミさまはリオンの姉であり、孤城を作ったのは「リオンの願いを叶えるため」でした。

そのため、リオンの願いを叶えるという目的を、一番最後で果たしたのではないかと考えられます。

 

かがみの孤城の結末・最後のラストシーン③他全員の記憶は失われた?

では、他の登場人物の記憶はどうでしょうか?

残念ながら、記憶が残っていると言い切ることはできません。

しかし、ルールとして言われているのは「記憶を消す」ということだけ。

記憶が消えても、その時に感じた気持ちや感情の動きは、無意識のうちに彼らの中に残っているのではないでしょうか?

その証拠に、登場人物たちの多くは、未来に向かって歩き出す姿が描かれています。

また、作者の辻村深月さんは、インタビューでこう語っています。

「子どもたちに“先生のおかげで今がある”“先生のおかげで助かった”と言われるうちはまだまだで、辛い時期があったけれど気付いたら平気になっていた、その時に何か引っ張ってくれるような風が吹いていた気がする、という感触だけ残ってくれたらいい、ということらしくて。」

引用元:https://shosetsu-maru.com/interviews/authors/quilala_pickup/107

こどもたちの、孤城での記憶は失われてしまったかもしれません。

しかし、「何か引っ張ってくれるような風が吹いていた気がする」というポジティブな感触は、記憶がなくても残り続けているのではないでしょうか?

その感触が、前に進む原動力になっているかもしれませんね!

 

かがみの孤城の結末・最後のラストシーン④最後のメッセージは誰に宛てられたもの?

かがみの孤城の映画では、最後にメッセージが表示されます。

誰へのメッセージなのか、気になった方も多いのではないでしょうか?

これは亡くなった中村隆さんにあてたものです。

中村隆さんは美術監督で、かがみの孤城の監督である原恵一の作品の美術監督を長年務めてきました。

原恵一監督は、映画を通して中村隆さんに感謝の気持ちを伝えたかったのではないでしょうか?

 

かがみの孤城の感想

『かがみの孤城』を見た感想をご紹介します!

心に寄りそってくれる、あたたかい作品だと感じました。

私自身、学生時代に似たような経験をしたことがあったので、思わず感情移入をしてしまいました!

こどもたちのつらさや苦悩がリアルで共感できるのもいい所だと思います。

描写がリアルだからこそ、最後の希望を感じさせる展開が安っぽくならず、感動に繋がっているのだと感じました。

最初はこころに感情移入して見ていましたが、何度も見るうちに他の登場人物の気持ちも分かってきて、何度でも楽しめる奥が深い作品だと思います!

 

かがみの孤城を見た人の声

『かがみの孤城』を見た方々の声をご紹介します!

お子さんや若い人たちに届いてほしい映画でした
人間関係の描写がリアルで刺さりました!
自らの学生時代と重なるとこがあり、胸に深く刺さる、と同時に救われました
あのとき聞きたかった(でも誰も言ってくれなかった)言葉が聴けるのが、私にとってはすごく幸せ
アニメーション映画でこんなに泣いたのは初めてです

みなさんの声を見ると、映画には刺さるポイントがたくさん散りばめられていることがうかがえます!

また、学生時代の自分に重ね合わせた方も多かったようです。

この物語は、なんらかの事情で孤立している少年少女たちを描いています。

似たような境遇にいる人や、かつて孤立した経験のある大人たちも心揺さぶられる作品となっているのではないでしょうか。

さらに、いじめなど身近な問題を取り扱っているので感情移入しやすく、最後のシーンには救いを感じて涙する人も多かったようです。

 

まとめ

今回は『かがみの孤城』のあらすじと結末、そしてアキの記憶残ってるかをネタバレを交えて解説しました!

学校に行けなかったこどもたちが、孤城での交流を通じて前を向けるようになったシーンはグッときますよね!

ラストシーンや結末には希望が残っている気がして、救われた方もたくさんいるのではないかと思います。

多くの人が「感動した!」と感想を発信しているのもうなずけますよね!

そして、アキをはじめとするこどもたちの記憶残ってるかは、作品を最後まで見て、自分で考えてみるのも楽しいと思います。

ラストシーンを実際に見ることで、自分なりの解釈ができるのもポイントです♪

最後こどもたちはどうなるか、それはみなさんの解釈や考察にゆだねられているのですね。

人それぞれ違った感想を持てるのも魅力のひとつです。

みなさんもぜひ、かがみの孤城を見てみてください!

あらすじやネタバレ、考察を踏まえると、より楽しく見ることができますよ♪