キングダム19巻で登場した異色の武人、「桓騎」。
最新巻の67巻ではいよいよ主役級のキャラとして扱われていて、今後李牧とどのように戦っていくのかが描かれていきます!
王道の戦術をとらず、奇策を行使し見方をも翻弄してしまう桓騎ですが、キングダムの元になっている史実では桓騎は李牧の策略にはまり敗走することになります。
漫画でも出ていた「黒羊戦」で、慶舎と李牧にその戦いぶりから弱点を見抜かれたのが敗走の原因になっています。
黒羊戦で策がうまくいき、絶好調の桓騎とは裏腹に李牧は着実に桓騎を打ち負かす新たな策を考案します。
元野盗という異色の経歴を持つ桓騎が李牧に負ける理由とは?
慶舎と李牧がみつけた桓騎の弱点とは?
こちらの記事ではキングダム桓騎の弱点とは一体なにかという点と、李牧に負ける理由4つを紹介していきます。
Contents
キングダム桓騎の弱点とは?
キングダム66巻、読了☺️
絶対絶命の秦軍😖⁉️
そこに桓騎と李牧の底が知れない知力の戦いが相まって手に汗握る展開になっている😖
桓騎の弱点とは⁉️
早く続きが見たい☺️#キングダム#山崎賢人#橋本環奈#原泰久 pic.twitter.com/GbPwnQRqjs— 志々雄 誠 (@Y2eP33) October 17, 2022
「首斬り桓齮」という恐ろしい異名がついている桓騎ですが、狡猾で残忍な桓騎の弱点は黒羊戦で慶舎と李牧が見抜いています。
野盗出身者の兵士達を圧倒的カリスマで導く桓騎には見過ごせない欠点があったのです。
桓騎の弱点とは一体何なのでしょうか?
黒羊丘の戦いで暴かれすでに発覚している弱点を3つまとめていきます。
桓騎の弱点①兵士に忠誠心がない
桓騎の弱点1つ目ですが、桓騎軍の幹部を除き、兵隊の忠誠心がないことがまず挙げられます。
桓騎は元々野党出身なのですが、その彼が取りまとめる兵士もまた野盗なのです。
元野盗のやりたい放題だった犯罪者まがいの兵士はもちろん桓騎の指示は聞きません。
彼に付き従うのは一部幹部のもので、桓騎のカリスマにひかれた者たちのみです。
戦況が悪くなると自信の保身のためにに逃亡者が相次いだこともありました。
桓騎軍は忠誠心が低く結束が悪いため、非常に安定のしない軍隊なのです。
桓騎の弱点②兵の規律のなさ
次に、兵に規律がないことが挙げられます。
自分が食べて生きていくためにはどんなこともしでかした元野盗の兵士は規律が全くありません。
目先の利益に目がくらみが我慢が利かないのです。
夜間の戦は強い桓騎軍ですが、長丁場の戦は得意としません。
理由はこの規律のなさが原因で、トップの桓騎が兵を奮い立たせる言葉を贈っても兵士には響かないのです。
戦が長引けば長引くほど兵は乱れ、戦を投げ出すものが続出。
規律なんてものがなくなってしまう欠点がありました。
桓騎の弱点③新六将に昇格し動きづらくなった
最後の3つめですが、桓騎が新六大将軍に昇格し動きが取りづらくなったことが挙げられます。
ここは昇格して位が高くなったのだからやれることも増えたのでは?
と一見良さそうな新六将の任命ですが、実は桓騎にとってはその身軽さを封じられてしまう結果につながったのでした。
将軍に昇格したことで、まず配下の数が増え、ただでさえ取れていない忠誠や規律の悪化にますます歯止めが利かなくなりました。
元野盗らしい意表をつく桓騎の戦略は少人数でこそ発揮されていた戦略だったのです!
それはつまり、大所帯の部隊になると、一糸乱れぬ行進に部隊を細かく動かすための指示を聞き受け入れる規律、長期戦に対応できる忍耐力が必要になります。
個々の戦略が奇抜で奇襲や多少汚い手を使うのが得意だった桓騎軍ですが、大所帯になるのは早かったのかもしれません。
キングダム桓騎が李牧に負ける理由4つを紹介!
【キングダム 豆知識】
〜未回収伏線〜
桓騎の弱点
黒羊丘の戦いで慶舎と李牧は桓騎の弱点に気付いた描写がある。
慶舎と李牧は古くからの付き合いであり、慶舎は李牧を心底慕っていた。李牧は慶舎の敵討ちを誓っており今後桓騎と戦う展開になると思われる。その際に弱点の伏線が回収されると予想。 pic.twitter.com/2rmqESlm5S— たらこ将軍のキングダム研究室 (@tarako_kingdom) November 18, 2020
先に黒羊戦で見破られていた桓騎の弱点ですが、それは桓騎の性格から生じたものだったのです。
李牧が負けてしまった理由はここにあります。
ここでまとめていく桓騎敗北の理由は下記の3つです!
- 友軍、味方との協調をしない
- 他人を信用しない
- 政の最終目標『中華統一』を理解していない
- 李牧軍の忠誠心を甘く見ていた
以上の4つになります。
一緒に見ていきましょう!
キングダム桓騎が李牧に負ける理由①友軍、味方との協調をしない
桓騎が李牧に負けてしまう理由1つ目ですが、友軍や味方との協調性がないことです。
彼は自分より上の立場の人間から明確かつ的確な指示がない場合は連携を取らず友軍を犠牲にする傾向が強くあります。
黒羊戦ではなかなか前線に出張ってこない慶舎をおびき出すために飛信隊を餌に戦を展開しました。
飛信隊を前に出し、うまく出てきた敵軍の慶舎を自分の部下のゼノウを使い奇襲で討つ非常に危険な策に打って出ます。
黒羊戦では信が運よく逃亡中の慶舎を仕留められたからよかったのものの、ここで作戦が失敗していたら桓騎の信頼は一気になくなっていたでしょう。
李牧はこの桓騎の協調性のなさに目を付け、彼に手助けする友軍や協調して戦うものがいずれいなくなると予想します。
キングダム桓騎が李牧に負ける理由②他人を信用しない
桓騎が李牧に負けてしまう理由2つ目は、他人を信用していないことです。
先に説明した協調性がない、という点もここが原因ですね、
つまり、桓騎は秘密主義者ということです。
自信の胸中を誰にも明かさずとも自分を信じてもらえればいいという身勝手な考えがあります。
部下や友軍にすら自身の考えを明かさない徹底っぷりがうかがえます!
まれに非常に奇抜で王道ではない戦術を考え付く桓騎には桓騎軍古参の者ですら面喰った表情をすることがあります。
この徹底した秘密主義がもたらすものは、「桓騎軍には常に誤った情報が飛び交っており、かく乱・混乱が起きている」という点でしょう。
戦中に新たな策が策士から講じられてもすでに桓騎が舵を切っているため、桓騎軍は全容がつかめずすでに混乱中、ということになります。
この桓騎の人間不信に李牧は間違いなく目をつけるでしょう。
キングダム桓騎が李牧に負ける理由③政の最終目標『中華統一』を理解していない
桓騎が李牧に負けてしまう理由3つ目は、秦の王である政が掲げる最終目標「中華統一」の意味を理解していないことです。
政は他国への侵攻を行うにあたって、奪った領土に圧制を引くことはせず、秦が統治することを考え民を思う政治を行います。
それはつまり、奪った領土の民を傷つけたり、ないがしろにしたり、不当な扱いをすることは全く禁止されている、ということですね。
これに際し、新六将任命の式典では釘をさされた桓騎は、政の側近「昌文君」にくぎを刺されるという場面が。
しかし、元野盗で他者を信用しないかつ規律などない桓騎という男に、このルールは関係ありません。
物騒なあだ名をつけられている通り、奪った領土の民や敗残兵に全くと言っても情けはありません。
桓騎がせずとも、彼の軍が残虐なことを止めることはありません。
これがこのまま続けば中華統一が遠のくと危惧した昌文君と同じ六将の騰に、桓騎は目を付けられます。
秦軍に信用されなくなった桓騎に待ち受けることですが、戦中に補給の途絶、六将の権限はく奪など桓騎にとって非常にまずい展開が予想されます。
李牧はいずれ遠くない未来で、桓騎が誰の手助けもかなわず孤立するということを予見と考えます!
キングダム桓騎が李牧に負ける理由④李牧軍の忠誠心を甘く見ていた
桓騎が李牧に負けてしまう理由4つ目は、李牧軍の忠誠心を甘く見ていた、という点です。
桓騎の部下、魔論は桓騎が意中の策や気持ちを伝えてくれるわけもないので、指示があった時点でその内容やその先に起こることについては推測するしかないのです。
その為最新話の747話で魔論は「これはそういうお頭の命令です」と発言しており、やはり自分で考えるほかないのですね。
桓騎が他人を信用しないため起きている混乱はここでも起こっていますね。
対して李牧軍の部下の兵士たちは李牧に言葉で常に奮起させられ、李牧を強く守りたいという非常に強い忠誠心があったのです。
攻めに入る兵士も守りに回る兵士もある一定数確実にいる状況なので、李牧を守る兵士の数が大きく変わることはありません。
自分の命を賭してでもの信じる人を護る、という発想がないので、李牧軍は守りが固いのですね。
一心不乱に突撃する桓騎の兵士に対し、李牧を戦地で守り抜くという非常に厚い兵士の忠誠心は壁となって桓騎軍を退く勢いでした!
おそらく、桓騎本人にも兵士たちにも攻めの一手で、「守りに出る」という発想がないのかもしれません。
まとめ
\本日発売注目作品/
六将・桓騎 対 三大天・李牧
『#キングダム 67』
紀元前233年 秦趙宜安決戦
飛信隊と楽華軍が離脱し、追い詰められた桓騎中央軍。
“弱点”を突き、盤石な攻勢を仕掛けた李牧だが、突如桓騎は布陣を開始する。#原泰久#集英社#あんとく#山鹿 pic.twitter.com/EqorAZYTWx— BOOKSあんとく やまが店 (@antokuyamaga) January 19, 2023
キングダムの桓騎の弱点とは?李牧に負ける3つの理由についてまとめていきました!
キングダムに登場した桓騎でしたが、他社を信用できない性格や、協調性のなさが目立ちました。
桓騎の弱点とは、彼の率いる兵士が規律や忠誠心のなさ、新六将になったことで足回りが悪くなったことが判明していましたね。
元野盗のずるがしこい性格の桓騎に集うのも、彼と同じ野盗のため、元野盗の兵士にも規律や協調性はありませんでした。
桓騎の根強い性格や生き方は今更変えることは難しいでしょう…。
しかし野蛮な兵士をまとめられる圧倒的カリスマがあるのも事実なんですよね。
桓騎が李牧に負ける理由として挙げたのは他者を信用しないことや、野盗上がりの協調性のなさ、政の政治方針を理解していなかったことだと推測いたします!
李牧は桓騎軍や桓騎自身の性格や動き方をこの記事で挙げた弱点を見破り、裏をかく作戦を展開していきます。
桓騎の信用はなくなりかけており、秦国や友軍からの援助はなくなってしまうでしょう。
王道の戦略を使わず、奇抜な策で戦場を駆ける桓騎ですが、孤立してしまえば李牧にとってもう桓騎は恐れることはない、といったところでしょう。
かなり前から出ている桓騎は意外とファンも多く、登場を待ち望んでいた方も多いです。
今後の桓騎がどのように動いていくか、漫画でどのように展開されるかが気になりますね!
この記事がキングダムファンの皆様の参考になる記事なっていればうれしいです!