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私このパイ嫌いなのよねの裏話!女の子が性格悪いのかを考察!

魔女の宅急便女の子のニシンのパイのセリフの意味は?性格が悪いのかについても考察!
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ジブリ映画の中でも人気の「魔女の宅急便」

今回はそんな魔女の宅急便に隠された裏話について調べたことを考察としてお話していきたいと思います。

「魔女の宅急便」のストーリーには基本的に心穏やかな優しいキャラクターがほとんどなのですが、唯一このストーリーの中で強めな発言でひときわ目立つキャラクターが出てきます。

それはキキがお届け物をした優しいおばあちゃんの孫娘が言うセリフで「私このパイ嫌いなのよね」というセリフなのですが、なかなかパンチのあるセリフですよね。

この「私このパイ嫌いなのよね」というセリフだけだと単に性格が悪い女の子なのかなとも捉えられてしまいますが、本当にこの孫娘の女の子は性格が悪いだけなのでしょうか?

実はこの女の子のセリフには宮崎駿さんの想いが込められた裏話があるそうです。

これからこのセリフに込められた意味や孫娘の女の子の登場についての意味や考察を詳しくご紹介したいと思います。

 

魔女宅の私このパイ嫌いなのよねの裏話!

おばあちゃんが孫娘の誕生日に作ってくれたニシンのパイをキキはドシャ降りの雨の中を必死に女の子の家まで運びました。

しかし、やっと女の子の家に着いてニシンのパイを渡したキキでしたがこんな言葉をおばあちゃんの孫娘の女の子に言われてしまいます。

「おばあちゃんからまたニシンのパイが届いたの」
「だから要らないって言ったのよ」
「アタシこのパイ嫌いなのよね」

思わず唖然としてしまうキキとジジでしたがまさかあんなにやさしいおばあちゃんの孫からこんな言葉が出てくるとは確かに思いませんよね。

このあとジジも本当にあのおばあちゃんの孫なのか?ということも言っていましたね。

そのギャップは確かに見ている人皆さんが感じたのではないでしょうか?

しかし、この女の子の言葉には意味がきちんと込められていたようです。

この言葉に宮崎駿さんが込めた本当の意味と思いとは?

この女の子の意味はしっかりと宮崎駿さんはその登場に意味を持たせています。

 

「私このパイ嫌いなのよね」のシーンで宮崎駿監督が伝えたかったこと

宮崎駿さん曰く、この女の子の登場には仕事ではああいう経験をする可能性がある。

自分が一生懸命やったことに対しても冷たくあしらわれてしまうこともあるというのが仕事なんだということを表しているそうです。

またそういった経験をすることで自分の甘さを思い知らされたという貴重な経験をキキがしているということをあの1シーンで描きたかったそうです。

あのシーンで視聴者を含め、キキも当然、一生懸命運んだニシンのパイを笑顔で女の子は「ありがとう」と受け取ってもらえると信じていたと思います。

しかし、現実は全く違う反応でした。

それにはきっとキキもショックも受けたはずです。

しかし、お金を貰って仕事をするということはそういうことなんですよね。

あそこでもし、笑顔で女の子が「ありがとう」と受け取ってしまったら何も伝えることがない。

ただいい配達員でいいお客さん、それで終わりのシーンになります。

しかし、まさかのああいった経験をすることで”いい人に出会えること”は幸せなことを思わなくてはいけない。

そういうことの方が珍しいことなんだ。

仕事でお金を貰うということは簡単でハッピーなことだけではないんだということをあのシーンで示してくれているんです。

こういうことを宮崎駿さんはキキに経験させることで、仕事の本当の意味での大変さを深く視聴者に伝えたかったそうです。

 

ニシンのパイの女の子になっていないか?

そしてもう一つ宮崎駿さんが本当に伝えたかったあの孫娘の女の子の言葉の意味がもう一つあります。

それは「あなたはニシンのパイの女の子になっていないか?」ということです。

あのシーンで誰もが笑顔で「ありがとう」と受け取るおばあちゃんの孫娘の姿を想像していたはずですが実際は全く反対の女の子の言葉でした。

そこに怒りを覚えた視聴者もいたと思います。

しかし、あの自然に出たような孫娘の女の子の言葉。

宮崎駿さんからすると、あの言葉や言い方はとても正直で嘘のない言葉であると話されています。

よく考えると確かに・・・と思いますよね。笑

実際にあなたがおじいちゃんやおばあちゃん、もしくは第三者の誰かに良かれと思って送られてきた誕生日プレゼントがあなたにとって今全く欲しいと思うものでなかったとしたら?

確かに「いらないって言ったのに・・・」と配達員さんに漏らしてしまうのではないでしょうか?

何も考えずについ相手の想いも考えずにそう出てしまいそうな気がします。

ちなみに私なら思ってしまうなと思います。

客観的に見ると自分のことを思ってせっかくパイを作ってくれたあんなに優しいおばあちゃんに対してあんな言い方をするなんてひどい!と思えるのですが、実際に自分が女の子と同じような立場であったとしたら、つい宅急便の人にそんな言葉をぼやいてしまうなんてことも絶対にないとは言い切れない気もしますよね。

宮崎駿さんはあのシーンにはもう一つ、「あなたはニシンのパイの女の子になっていませか?」という意味で、気がつかないうちに腹を立てさせる側をやっていることへの恐さを伝えているんだそうです。

確かに客観的に見れば怒りを覚えるシーンですが自分が当事者になった場合にはついつい忘れてしまいそうな、とても大切なメッセージですよね。

あのシーンにこんなに深い意味があるとは・・・!!

さすがに宮崎駿監督!!としか言いようがありませんね!

だからやっぱりジブリはすごいなぁと思ってしまいますね。

 

魔女宅の私このパイ嫌いなのよねの女の子は性格悪いのかを考察!

ではここまでの宮崎駿監督のあのニシンのパイの女の子を登場させた意図を実際に知った上で、冷静にあの女の子は性格が悪いのかを考えてみると・・・

あれが意外と一般的な普通の反応であり、しかもそこがまた若い女の子の反応と考えると実は性格が悪いわけではなく、一般的な普通の若い女の子の意見な気もします。

確かにもともとおばあちゃんにニシンのパイはいらないと女の子が話していたとすると性格が悪いというのとはちょっと違ってつい「だから言ったのに~もう、おばあちゃん!」となってしまうのは孫からしたらありますよね。

そう考えた時にあのおばあちゃんの孫娘は決して性格が悪いわけではなく、おばあちゃんにニシンのパイをいらないとハッキリ言える素直な女の子なのではないでしょうか。

あのシーンだけで見る女の子の印象と宮崎駿監督があの女の子の言葉で本当に伝えたかったことを知った後ではかなり女の子の印象は変わってきますね。

あのシーンの本当の意味を知ってから見ると性格が悪い女の子ではなく、逆に親近感を感じる方もいるのではないでしょうか?

 

まとめ

こちらの記事では「私このパイ嫌いなのよねの裏話!女の子が性格悪いのかを考察!」と題してお送りしました。

魔女の宅急便に登場する唯一の強めのキャラクターと言えば、おばあちゃんにニシンのパイを誕生日に贈られた孫娘の女の子ですね。

女の子は思わず「私このパイ嫌いなのよね」と言ってパイをキキから受け取り、扉を閉めます。

このシーンのセリフには多くの方が「この女の子性格悪い!」と思ったのではないでしょうか?

しかしこの女の子の登場やこのセリフにはしっかりと意味があったということを宮崎駿監督は話されていました。

そこにはキキに対して、仕事は思い通りにはいかないことがある。

辛い嫌な思いをすることもある。

けれどそれが仕事であってお金を貰って働くということであるとキキに体験させたシーンでした。

確かにと思いますよね。

また魔女の宅急便を見た視聴者に伝えたかったのは「ニシンのパイの女の子の様になっていないか?」ということです。

実際に女の子の立場であったとした時に、ついそんな言葉をつぶやいたり、宅急便の人にああいった態度をとってしまう、そんな自分でいないか?

それは気付かないうちに自分が人に対してしまうこともあるので気を付けて!という意味も込められているそうです。

本当に確かに!と思ってしまいますよね。

この魔女の宅急便の印象深い女の子の登場シーンには実はとても深い意味が込められていて、単に性格の悪い女の子の登場ではなかったということですね。

こんなふとしたワンシーンにもとても深い意味が込められていたとは、ジブリ作品そして宮崎駿監督には本当に感動ですね。